ヤカンでお湯を沸かすと塩素はなくなるってホント?

ヤカンや電気ポットでお湯を沸かすと塩素が飛んでなくなるってよく聞きますよね?
蛇口直結の浄水器ではお水をためるのに時間がかかって面倒だし、沸かせば大丈夫そうなイメージがあるので、ヤカンで湯沸かしをするときは水道水を使っている、ということありませんか?
湯沸かしをして塩素がなくなっていればいいのですが、、、
そこで、百聞は一見にしかずということで、
今回はヤカンでお湯を沸かすと本当に塩素が飛んでなくなるのか?
について確認してみることにしました。
沸騰させても塩素は消えない?
電気ポットを使って実際にやってみました。
今回は電気ポットを使います。
水道水を沸かしてから塩素反応が出る試薬で確認してみると、強いピンク色の反応があります。
水道水は沸騰させても塩素は取れないんですね。
グラグラ沸かせば取れるようなイメージがありましたが、塩素は全然なくならないです。
次に、電気ポットのフタを開けて同じように沸騰させてみると、、、
今度は、塩素がしっかりなくなっているようです。
塩素は沸騰したときの湯気といっしょに抜けていったみたいですね。
結論
「電気ポットのフタを開けて沸騰させると水道水の塩素はなくなる!」でした。
湯冷ましのお湯の塩素は何分でなくなる?
次に湯冷ましの塩素が何分でなくなるのかについての実験です。
一度沸騰させたお湯をフタを開けながら冷ましていき、何分で塩素がなくなるかの実験です。
電気ポットで沸かしたお湯を1分ごとに試薬でチェックしていきます。
沸騰直後はしっかり反応してしまいます。
1分後からフタを開け、塩素が抜けていくようにして冷ましていっても、すぐには塩素は抜けないようです。
結局湯冷ましのお湯の塩素がなくなるまでには10分かかりました。
結論
「湯冷ましのお湯の塩素がなくなるには10分かかる」でした。
たまにカフェで大きなヤカンで、フタを開けたままお湯を沸かしているお店を見かけるのは、塩素を確実に抜くためなんですね。
コーヒーやお茶を楽しむひとときには、塩素のニオイや雑味のない美味しいお水で楽しみたいものですね!
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