選んではダメなセントラル浄水器 ①浄水能力に問題のあるタイプ
家中のお水を浄水に変える便利なセントラル浄水器ですが、なかには浄水能力に問題のあるタイプのものがあります。
セントラル浄水器できれいにするお水は起きてから寝るまで、365日、家族全員で使うものです。
家族全員でたっぷり使っても、浄水能力に問題のないセントラル浄水器を選ぶようにしましょう。
ブロック型活性炭タイプのものはすぐにひび割れてしまう?
ブロック活性炭カートリッジとは、筒状に成型された活性炭のカートリッジです。
ブロック活性炭カートリッジは円筒形に成形されたカートリッジで表面積が広く通水性が高いのが長所です。
ブロック活性炭カートリッジは多くの浄水器に採用されており、蛇口に取り付ける小型の浄水器ではその性能を発揮しますが、大型にすると強度が下がり、水圧の変動により内部が破損し浄水性能が損なわれるという特徴があります。
最上清流の製品開発の歴史の中でも、約20年前、現場でのろ材交換による手間を省こうと当時業界ではやっていたブロック活性炭に切り替えたところ、しばらくは何もなかったのですが、
ある日、「水の味がおかしくなった」と、お客様から大クレームが。
現場に行って原因を調べると、ブロック形状の活性炭部分に無数の亀裂が入っているのがわかりました。
その後、詳しく調べてみると、水圧の変動でブロックに大きな負荷がかかってしまったのが原因ということがわかりました。
現在でもキッチンの蛇口取り付け型の浄水器等に一般的に使われているブロック活性炭カートリッジですが、水圧変動の多い家中を浄水にするセントラル浄水器には向かないことがわかりました。
ブロック活性炭カートリッジの場合は、浄水能力がしっかりキープできるのか必ず確認しましょう!
浄水性能はJIS規格規定の試験結果を表示?
浄水器の浄水能力は「JIS規格(日本産業規格)」で定められた試験結果の表示義務があります。
JIS規格以外の「自社規格」での試験結果の表示は家庭用品品質表示法違反です。
例えば次のような表示です。
〇遊離残留塩素 ろ過能力400,000リットル(JIS S 3201での試験結果 除去率80%)
×遊離残留塩素 ろ過能力400,000リットル(0.5mg/L 除去率80%)
特に、「JIS S 3201での試験結果」という表示のないものや、浄水能力を公開していない商品には要注意です!
メンテナンスはカートッリ交換方式?ろ材充填式?
現場でのろ材充填式のものは充填に時間がかかる上、浄水性能が安定しないものが多いんです!
ときには充填スタッフによるヒューマンエラーも出てしまいます。
メンテナンスはヒューマンエラーの少ないカートリッジ交換方式のものを選びましょう!
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