米とぎに使う水の量は何リットル?無洗米も洗うほうがいい?

昨年来ニュースで盛んに報道されている「令和の米騒動」ですが、1月末に農水省が備蓄米を放出するとアナウンスしたことで、少しお米の価格は落ち着くのでしょうか?
輸送費が上がったり、夏の高温や年末来の低温など天候不順で野菜もすごく高いままですし、とっても気になりますね。
今回は、お米を研ぐときに使うお水の量はどれくらいか、についてチェックしたいと思います!
精白米を研ぐときに使う水の量は何リットル?
昔は精白米の表面には米ヌカが残っていて、そのままだとヌカのニオイが強く残ったり食味が悪くなってしまうため、しっかり研いで落とす必要があったようですが、今は精米技術が上がって、米ヌカというよりうっすら残っているいわゆる「肌ヌカ」が残っているだけなので、それを洗い落とす程度で十分のようです。
ですので、お米を研ぐ「米研ぎ」というよりお米を洗う「洗米」といったほうがいいかもしれませんね。

研ぐときの一番最初は、お米がお水をよく吸うので、浄水やミネラルウォーターなどの雑味のない良質のお水をつかうことが推奨されているケースが多いです。
この最初に浸ける水は、必ず良質なものにしてください。米は乾燥しているので、最初に触れる水をもっとも多く吸収してしまい、味に大きく影響します
FOODIE しっかり研ぐ? 軽く研ぐ? プロが教える「正しいご飯の炊き方」(米の研ぎ方、米の洗い方)より引用

その後は「肌ヌカ」を落とすために2、3回すすぎ洗いをする程度でよさそうです。
例えば3合のお米を炊く場合は3、4回のお水を使うことになりますので、1合に対して200mlのお水で洗ったとしても、合計で1.8Lから2.4Lくらいのお水を使う計算になりますね。
思ったほど大量のお水というわけではありませんが、最初の吸水から洗米まですべてミネラルウォーターを使う場合は、毎回2Lのペットボトルを約1本使うことになりますので、家計の負担は馬鹿にならないですね。
無洗米を使うときのお水の量は何リットル?

無洗米は通常の精米では取り除ききれない「肌ヌカ」がほとんど残っていないため、洗わなくてもすむのが特徴です。
「肌ヌカ」を除去するには、水洗い式やタピオカ式、ヌカ式や研磨式といった特別な方法があるようです。
ですが、なかには少し肌ヌカが残っているようなものもあるようですので、炊きあがったあとに気になる場合は一度さっと洗米するのがいいでしょう。
無洗米で洗米をしない場合は、3合の場合は600mlのお水を使うだけですみます。
一回さっと洗い流す場合は、合計で2回となりますので、1.2L程度のお水を使う計算になりますね。
最初の吸水から洗米まですべてミネラルウォーターを使う場合は、毎回500mlのペットボトルを1本から2本使うことになります。
無洗米のメリットはたくさんあります。
- 調理時間の短縮
- 洗いすぎまたは洗米不足による食味低下の予防
- 家庭における水の使用量の削減やぬかで汚れた排水の軽減
- 洗米の際の水溶性ビタミンやミネラルなどの栄養素の流出防止
- けが・手荒れ・ネイルアートなどが気になる時に水にさわらなくてもよい
SMART AGRI 無洗米の白米や玄米は本当に洗わなくていいの?【管理栄養士コラム】より引用
ヌカで河川が汚れなくなること以外に、洗米の際に溶け出す水溶性ビタミンやミネラルなどの栄養素も気にしなくていいんですね。
無洗米のデメリットはやはりやや割高というところでしょうか。
ただでさえお米の価格が高くなってきているところですので、家計には負担ですよね。
お米を最初に洗うときの良質のお水とは?
お米を最初に洗うときのお水はできるだけ良質のお水を使うように、とのことですが、それでは良質のお水とはどういうものでしょうか?
水道水には残留塩素が含まれていて、台風や洪水などの大雨の後などは特に塩素濃度が高くニオイが気になる場合がありますので、避けたいところです。
ミネラルウォーターはていねいに洗浄されミネラル分が含まれているキレイな上質のお水と言えますが、硬水タイプのミネラルウォーターはミネラル分が多いことが原因でふっくら炊きあがらなかったり、雑味を感じたりする場合もあるようですので、ミネラル分が程よい軟水タイプのミネラルウォーターを使うのがよいでしょう。
浄水を使う場合は、水道水の原水のミネラル分にもよりますが、少なくとも残留塩素のないキレイで美味しいお水になりますのでオススメです。
まとめ

3合のお米を炊く場合で、最初の吸水から千枚までミネラルウォーターを使う場合は、
精白米だと毎回2Lのペットボトル約1本が必要
無洗米だと毎回500mlのペットボトルが1〜2本必要となります。
皆さんのご家庭ではどんなお米と洗米スタイルですか?
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